クアラルンプールの消滅

 近頃、パソコンサイトから読む、デジタルブックに凝っている。小説やマンガなど。何がいいって、本屋に買いに行く手間暇が省けて、場所を取らないことだ。
 さて、今回、読むふけっていたのは七井春之先生の『地球儀とスカート』である。思春期の頃には、特に「汚いもの」に敏感になる。かといって、自分自身が清廉潔白であるかというと、そうでもなかったり。だが、ここに登場している美花は、容姿端麗で透明感がある。それも他人からも認められるほどの・・・。さらに彼女を取り巻く3人の男性。
 大人のずるさに失望し、他人と同じ行動をすることを潔しとせず、争いが絶えなかった私の青春時代には、人から認められる美貌も、人を魅せる力も、近づいてくれる男性もなく、書物の中でたった一人で青春を駆け抜けた。美花がうらやましいかぎりである。
地球儀とスカート(下) [七井春之]



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